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マレーシアの言語事情|頭の中いったいどうなってるんだろう…

こんにちは、Millyです😄

言語を勉強していると、「第二言語が一番苦労するよ〜」と言われることがあります。これは3つ目以上の言語はもっと簡単に学べるよ、ということらしいですが、私はいまいちピンと来ませんでした。
マレーシアの言語事情をこの目で見るまでは…!!

マレーシア人が話せる言語は3つ以上?

マレーシアの共通語はマレー語英語です。マレー系、中華系、インド系の人たちが一緒に生活しているので、母語が違う人とコミュニケーションを取るときは、相手に合わせてマレー語か英語で話します。大半の人が両方を流暢に話します。

母語にあたるのは、中華系なら北京語、広東語、福建語など、インド系ならタミル語など。東マレーシアだと、イバン語、ドゥスン語、カダザン語などもあります。同じ民族同士は、母語で話すことの方が多いと思います。

それで、多くのマレーシア人は、少なくとも英語・マレー語・母語の3つを話します。日本で育った私にとっては理解不能な脳のつくりですが、学校、職場、ご近所付き合い、結婚などでいろんな民族と一緒にやっていくために身につけなければいけないスキルなんです。

マレーシア人の言語事情は

マレーシアで耳にするのは、英語、マレー語と母語だけではありません。仕事のためにマレーシアに来ている人が多いため、ミャンマー語、ネパール語、タガログ語、インドネシア語を話す人もたくさんいます。日常的にこんなにたくさんの言語と文化に触れられるのはかなり特殊な環境だなぁと思います。

腹を立てた時、おいしいものを食べた時にとっさに出る言葉が、その人の一番心地よい言語だと聞いたことがあります。マルチリンガルでも、それぞれ母語を持っていて、それが一番心地よいんだなということは彼らを見ていてよく伝わってきます。

ここからは、マレーシアの言語事情についてMillyの勝手な観察をご紹介します。
(地域差があるのは見逃してください…)

その1 何語を話してるか意識していない

マレーシア人の友だち数人とご飯を食べているとき、英語で会話していましたが、その中の1人がふと中国語で答えました。するとその一瞬で会話が全て中国語に😲中国語がわからない私はおいてけぼりに。それに気づいた友だちが「ごめん 笑」とすぐに英語に戻してくれました。

もっと驚いたのは、1人が英語で話し、別の人は中国語、別の人はマレー語で話し、会話が成立している…なんてことも。本人たちによると、今自分が何語で話しているのか、そんなに意識してないんだとか。

いったい頭の中どうなってるんだろう…!

その2 一文に3言語入ってる?

これはマレーシアあるあるで本人たちもネタにしていたりしますが、一文に複数言語が入っていることがよくあります。英語で話しながら、マレー語、中国語の単語がぽんぽん入ってきます。そのため、マレーシアの友だちと一緒に過ごしていると、自然に特定のマレー語や中国語を覚えていきます。

その3 話せるけど読み書きができない

これはすごく面白い現象だと思いました。ある時、中国語をすらすらと話す友だちに「中国語で名前はどんな漢字なの?」と聞いたことがあります。すると「書けないよ!」と返事が。

中国語でコミュニケーションをとるのは全く問題ないのに、自分の名前すら漢字で書けないという人がちらほらといます。家族の会話は中国語なのに、メールは全て英語でやりとりしていたり、プレゼンは中国語でするのに、手元の原稿はマレー語だったり。

これは、耳から学んだ言語に起きやすい現象です。例えば、親は中国語で話すけれど、学校教育は英語やマレー語がメインだった場合にこうなりやすいようです。あくまでも言語はコミュニケーションのツールにすぎないということがよくわかります。

その4 家庭内でも複数言語を話すことがある

マレーシアでは父親と母親の母語が違うことがよくあります。そうすると子どもはそれぞれに合わせて言語を使い分けるようになります。

ある友だちの話です。父親はタミル語、母親はタガログ語が一番心地よい言葉ですが、2人とも英語を無理なく話せます。夫婦の会話は英語です。でも子育てをする中でそれぞれが自然とタミル語、タガログ語で子どもに話し続けていたので、その子は両方理解できるようになりました。

ところが、その子が通った学校は英語がメインだったので、次第に読み書き、自己表現が英語メインにシフトしていきました。そのため今では父親と母親の夫婦の会話は英語、父親は子どもにタミル語で話し子どもは英語で返す、母親はタガログ語で話し子どもは英語で返す、という状態になりました。

何とも不思議な環境🤔

その5 新しい言語を学ぶのが早い

いくつになっても、新しい言語を学ばなければならないことがあります。一例として、結婚した時がそうです。自分は北京語をメインに話すけど、義理の家族は広東語がメインだったとします。もちろん、マレー語でコミュニケーションは取れますが、一緒に生活しているうちに相手の言語を身につけていくことがあります。

また、ある友だちはドラマを見ていたら広東語が身についたと言っていました。大げさでなく、ちゃんと会話できるようになったのだから驚きです。別の友だちも字幕付き韓国ドラマで韓国語を話せるようになり、日本語のアニメで日本語のリスニングができるようになっていました。夫と私が日本語で会話していると、内容を理解して英語で返してくるほどです。単語を聞き取り、意味を断定し、それを応用する能力がすごいです。

Millyはどれだけ韓国ドラマや洋画を観ても、言語力が上がる気配はゼロです。ほんとに言語脳の発達が違うんだろうなと痛感しています。

旅行するならどの程度の英語力が必要?

マレーシア旅行をされる方は、言語がどのくらいできたらいいのか疑問に思われるでしょう。

ずばり、日本の中学英語程度で無理なく旅行できます。マレーシア人は文法や発音の細かいところはそれほど気にしていません。しばらくこちらに住んでいると、英語が得意な人でも文法はけっこう適当に話していることに気がつきます。もともとマレーシア人はコミュニケーション力が高いので、多少文法が間違っていても、推測して理解してくれます。どれだけ正しく英語が話せるかで教育レベルを測ったり、その人を評価したりしません。あくまでも、コミュニケーションツールにすぎない、という考え方です。

こちらにきて感じたことですが、自分の英語力に自信がないからと、自信なさげに控えめに話すぎると、相手のマレーシア人が一歩引いてしまいます。コミュニケーションをとる気がないと受け取られるのかなと思います。相手に伝わらなかったらどうしよう、相手の言うことが分からなかったらどうしようと心配になるかもしれませんが、基本マレーシア人はとてもフレンドリーで親切なので、どーんとぶつかっていきましょう。

マレーシア旅行される時は、知っている範囲の英語で十分なので、自信を持ってはっきりと話せば大丈夫です。笑顔で😀

まとめ

マレーシアの言語事情、勝手な観察をお伝えしました。
Millyは英語をがんばっているところですが、いつかマレー語を学びたいと思っています。その時はもっと楽に習得できたらなぁなんて願いながら、まだ何もしていません。
いつかがんばります。

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